円安トレード継続
2022.06.28
昨日の米ドルのアメリカ相場の終値は135円45~55銭と、東京市場17時時点と比べ39銭の円安・ドル高で終えた。
米耐久財受注額が市場予想を上回る内容だったのを受け、FRBが積極的な金融引き締めに動きやすくなるとの見方が広がった。
米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大に着目した円売り・ドル買いが優勢だった。
本日28日の重要な経済指標は、4月米ケースシラー住宅指数、6月米消費者信頼感指数、米7年債入札だろう。
月末・2Q末に絡んだフローに注意しながら、株価・金利にフォローするトレードが良いのではないだろうか。
テクニカルで見るとドル円は日足転換線134.10にサポートされ堅調モード。
本日135.45の5日線で最近3日間は行ったり来たりしているが、本日、上抜けて終了できるのかに注目。
134.90から134.10の4時間足雲が下値をサポートすると考え、株価・金利の動きに注意し買い予定。
ただし、円高リスクもある。四半期末にあたる30日を前に、輸出企業など国内実需筋による散発的な円買い・ドル売りが見込まれるからだ。
また、27日の米株式相場が下落しており、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方も「低リスク通貨」とされる円の買いを誘う材料となる。
それでは、本格的にドル円をテクニカル面でみていこう。
3-5日サイクルでは、6月22日朝高値をサイクルトップとした弱気サイクル入りとしていた。
しかし、23日夜に134円台序盤へ一段安してからいったん135円台へ戻して前回ボトムから5日以上を経過。
そのため、24日夕時点では23日夜安値を直近のボトムとした強気サイクル入りとした。
25日朝から29日朝にかけての間への上昇を想定。
また24日午前高値(135.231)超えからは136円前後試しとした。
27日夜へジリ高を継続してその後も135円台を維持しているのでまだ上昇余地あり。
しかし、前回トップから4日を経過したので134.85円割れを弱気転換注意とする。
前々回ボトム 06月16日(131.482)
前回ボトム 06月23日(134.265)
前々回トップ 06月15日(135.576)
前回トップ 06月22日(136.704)
第6レジスタンス:136.00-05円(心理的節目など)
第5レジスタンス:135.85-90円(6/23/15時台高値圏など)
第4レジスタンス:135.80-85円(1σ上限ライン&ピボットS1)
第3レジスタンス:135.60-65円(6/23/20時台高値圏など)
第2レジスタンス:135.50-55円(前日高値圏&レート節目)
第1レジスタンス:135.45-50円(前日5時台高値圏&6/14高値圏)
NY引け値:135.41円(+0.20円)
第1サポート:135.20-25円(60分足20本基準線など)
第2サポート:135.00-05円(前日22時台安値圏&心理的節目)
第3サポート:134.90-95円(200時間移動平均線&6/21安値圏)
第4サポート:134.65-70円(前日14時台安値圏など)
第5サポート:134.50-55円(前日安値圏&レート節目)
経済指標
15:00 7月独消費者信頼感指数(Gfk調査、予想:▲27.6)
15:45 6月仏消費者信頼感指数(予想:84)
17:00 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、講演
17:30 レーンECB専務理事兼チーフ・エコノミスト、講演
18:30 エルダーソンECB専務理事、講演
20:00 5月メキシコ失業率(季節調整前、予想:3.10%)
21:30 5月米卸売在庫(予想:前月比2.1%)
22:00 4月米住宅価格指数(予想:前月比1.5%)
22:00 4月米ケース・シラー住宅価格指数(予想:前年比21.0%)
23:00 6月米消費者信頼感指数(予想:100.4)
23:00 6月米リッチモンド連銀製造業景気指数(予想:▲5)
23:00 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁、インタビュー
主要7カ国首脳会議(G7サミット、独エルマウ、最終日)