パウエル議長の発言に注目
2024.07.15
12日のニューヨーク外国為替市場では円相場が急伸し、一時6月中旬以来約3週間ぶりとなる1ドル=157円30銭を付けた。前日は4円近く円高に振れたため日本の通貨当局が為替介入に踏み切ったとの観測が浮上。この日も円が急速に上げ幅を拡大する場面があった。
本日はパウエルFRB議長の発言に注目。為替介入で円高になったが、基本円安の流れに変わりはない。引き続きロングで良いだろう。むしろ買いやすくなったか。
テクニカル面では、7月11日の急落で弱気転換目安とした161.35円を割り込んでから157円台へ急落したために12日朝時点では11日未明高値を直近のサイクルトップとした弱気サイクル入りとし、すでにボトムを付けた可能性があるとして159.30円超えからは強気サイクル入りとしたが、12日午前に159.30円を超えたために12日午後時点では11日夜安値を直近のサイクルボトムとした強気サイクル入りとして底割れからは新たな弱気サイクル入りとした。 12日夜に11日夜安値を割り込んだため12日午前高値を直近のサイクルトップとした弱気サイクル入りとして16日夜から18日夜にかけての間への下落と156円前後試しを想定する。 ただし、158.60円超えからは強気転換注意として12日午前高値(159.441)試しとし、高値更新からは強気サイクル入りと改めて16日未明から18日未明にかけての間への上昇と160.0円台前半試しとする。
前々回ボトム 07月08日(160.258)
前回ボトム 07月11日(157.414)
経過日数 1.25日
前々回トップ 07月11日(161.801)
前回トップ 07月12日(159.441)
経過日数 1.0日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第7レジスタンス:159.30-35円(前日16時台高値圏など)
第6レジスタンス:159.10-15円(前日21時台高値圏&ピボットS1)
第5レジスタンス:159.00-05円(心理的節目など)
第4レジスタンス:158.65-70円(1σ下限ラインなど)
第3レジスタンス:158.60-65円(60分足20本基準線など)
第2レジスタンス:158.50-55円(基準線&レート節目)
第1レジスタンス:158.05-10円(前日24時台高値圏など)
NY引け値:157.89円(-0.88円)
第1サポート:157.75-80円(前日8時台安値圏&週足転換線)
第2サポート:157.50-55円(レート節目&6/18安値圏)
第3サポート:157.35-40円(前日安値圏など)
第4サポート:157.30-35円(2σ下限ラインなど)
第5サポート:157.15-20円(6/17安値圏&遅行スパン支持)
第6サポート:157.00-05円(心理的節目&ピボットB1)
第7サポート:156.80-85円(6/14安値圏など)
経済指標
06:00 NZ6月REINZ住宅販売
08:01 英7月ライトムーブ住宅価格
10:30 中国6月新築住宅価格
11:00 中国4-6月期GDP統計
11:00 中国6月小売売上高
11:00 中国6月鉱工業生産
11:00 中国6月固定資産投資
15:30 インド6月卸売物価指数
15:30 スイス6月生産者輸入価格
18:00 ユーロ圏5月鉱工業生産
21:30 加5月製造業出荷
21:30 加5月卸売売上高
21:30 米7月ニューヨーク連銀製造業景況指数
23:30 加4-6月期企業景況感調査
25:00 パウエルFRB議長、エコノミック・クラブ・オブ・ワシントンでインタビュー
29:35 デーリー・サンフランシスコ連銀総裁、経済とハイテクについて講演