引き続きパウエルFRB議長発言に注目(23時)
2024.07.10
9日のニューヨーク外国為替市場では、パウエル米連邦準備制度理事会議長の議会証言をきっかけに、円売り・ドル買いが優勢となり、円相場は1ドル=161円台前半に下落した。午後5時現在は161円26銭と、前日同時刻比47銭の円安・ドル高。
本日は引き続き23時に行われるパウエルFRB議長の発言。円高の材料が乏しい。再び円安か。長期ロングの戦略に変わりはない、ショートは短期で
テクニカル面では、7月8日午前の下落で5日夜安値を割り込んだために8日午後時点では5日深夜高値を直近のサイクルトップとした弱気サイクル入りとして10日の日中から12日午後にかけての間への下落と159円台後半試しを想定したが、9日午前への上昇で8日夕高値を超えたため、8日午前安値を割り込む場合は新たな弱気サイクル入りとするのを妥当とみて8日午前安値を直近のサイクルボトムとする。トップ形成期は9日午前から11日朝にかけての間とし、9日午前高値(161.127)超えからは161円台中盤試しとする。 160.50円割れからは弱気転換注意として8日午前安値(160.258)試しとし、底割れからは弱気サイクル入りとして11日午前から15日午前にかけての間への下落と159円台後半試しを想定する。
前々回ボトム 06月28日(160.262)
前回ボトム 07月04日(160.945)
経過日数 0.75日
前々回トップ 07月03日(161.951)
前回トップ 07月05日(161.392)
経過日数 0.5日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第7レジスタンス:161.70-75円(7/2高値圏&7/1高値圏)
第6レジスタンス:161.65-70円(前日高値圏など)
第5レジスタンス:161.55-60円(前日13時台高値圏&ピボットS1)
第4レジスタンス:161.50-55円(75時間移動平均線&レート節目)
第3レジスタンス:161.45-50円(90時間移動平均線など)
第2レジスタンス:161.30-35円(前日5時台高値圏など)
第1レジスタンス:161.20-25円(60分足20本基準線など)
NY引け値:161.19円(-0.47円)
第1サポート:161.10-15円(前日2時台安値圏など)
第2サポート:161.05-10円(1σ上限ラインなど)
第3サポート:161.00-05円(心理的節目など)
第4サポート:160.95-161.00円(前日安値圏など)
第5サポート:160.85-90円(ピボットB1など)
第6サポート:160.80-85円(200時間移動平均線など)
第7サポート:160.75-80円(7/3安値圏など)
経済指標
08:50 日6月企業物価指数
10:00 アラブ経済フォーラム[東京]
10:30 中国6月消費者物価指数
10:30 中国6月生産者物価指数
11:00 ニュージーランド中銀、政策金利発表
11:00 ニュージーランド中銀、金融政策レビュー[MPR]公表
16:00 トルコ5月失業率
16:00 トルコ5月鉱工業生産
16:30 日銀、債券市場参加者会合[バイサイド]
17:00 伊5月鉱工業生産
20:00 米MBA住宅ローン申請指数
22:30 ピル英中銀理事、講演
23:00 米5月卸売在庫[確報]
23:00 米5月卸売売上高
23:00 パウエルFRB議長、下院金融サービス委員会で半期に一度議会証言
23:30 EIA週間石油在庫統計
26:00 米財務省10年債入札
27:30 グールズビー・シカゴ連銀総裁とボウマンFRB理事、イベント開会の挨拶