パウエル議長の発言に注目
2024.07.02
週明け1日のニューヨーク外国為替市場では、米長期金利の上昇を受けて、円売り・ドル買いが加速し、円相場は一時1ドル=161円72銭と、1986年12月以来、約37年半ぶりの安値に下落した。午後5時現在は161円54銭と、前営業日同時刻比60銭の円安・ドル高。
本日はパウエル議長の発言に注目。160円を一気に上抜け161円到達。引き続き日米金利差が意識されている。為替介入には注意だが可能性は低い。ロングでよいか。
テクニカル面では、6月25日午前安値をサイクルボトムとして27日午前から7月1日午前にかけての間への上昇を想定してきたが、28日夜に弱気転換目安とした27日夜安値を割り込んだため、1日朝時点では28日午前高値を直近のサイクルトップとした弱気サイクル入りとし、前回ボトムから3日半を経過しているのですでにボトムを付けた可能性があるとして高値更新からは強気サイクル入りとした。 1日午前に28日午前高値に迫ってからも161円前後を維持しているので、28日夜安値割れからは新たな弱気サイクル入りとするのを妥当とみて28日夜安値を直近のサイクルボトムとした強気サイクル入りとして7月3日午前から5日午前にかけての間への上昇と161円台後半への上昇を想定する。
前々回ボトム 06月19日(157.610)
前回ボトム 06月25日(159.191)
経過日数 3.25日
前々回トップ 06月18日(158.222)
前回トップ 06月24日(159.922)
経過日数 4.5日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第7レジスタンス:161.45-50円(ピボットHBOPなど)
第6レジスタンス:161.40-45円(2σ上限ラインなど)
第5レジスタンス:161.15-20円(ピボットS2など)
第4レジスタンス:161.00-05円(心理的節目など)
第3レジスタンス:160.90-95円(ピボットS1など)
第2レジスタンス:160.85-90円(6/26高値圏など)
第1レジスタンス:160.80-85円(前日高値圏など)
NY引け値:160.72円(-0.06円)
第1サポート:160.55-60円(60分足20本基準線など)
第2サポート:160.50-55円(レート節目など)
第3サポート:160.35-40円(ピボットB1など)
第4サポート:160.25-30円(前日安値圏など)
第5サポート:160.05-10円(75時間移動平均線&ピボットB2)
第6サポート:160.00-05円(6/26/22時台安値圏&90時間移動平均線)
第7サポート:159.85-90円(ピボットLBOPなど)
経済指標
07:45 NZ5月住宅建設許可
08:01 英6月BRC店頭価格指数
08:50 日6月マネタリーベース
10:30 豪中銀理事会議事録[6月]
16:30 デギンドスECB副総裁、講演[シントラ]
17:00 伊5月失業率
17:30 香港5月小売売上高
17:30 エルダーソンECB理事、講演[シントラ]
18:00 ユーロ圏5月失業率
18:00 ユーロ圏5月消費者物価指数[速報]
19:30 シュナーベルECB理事、パネル討論会に参加
21:55 米レッドブック週間小売売上高
22:00 シンガポール6月購買部景気指数
22:00 シンガポール6月電子産業指数
22:30 加6月製造業PMI
22:30 パウエルFRB議長、ラガルドECB総裁、パネル討論会に参加[シントラ]
23:00 米5月雇用動態調査[JOLT]