雇用統計後の株価と金利に注目
2024.06.10
週末7日のニューヨーク外国為替市場では、米利下げ期待の後退を背景とした米長期金利の上昇を眺めて円売り・ドル買いが進行し、円相場は1ドル=156円台後半に下落した。午後5時現在は156円76銭と、前日同時刻比1円05銭の大幅な円安・ドル高。
本日は雇用統計後の米国株価に注目。再び円安加速か。FOMCの結果まで大きな動きはないかもしれないが、このタイミングを狙って仕掛けてくる可能性もあるのでポジション監理には注意
テクニカル面では、6月3日午後高値をサイクルトップとして4日夜から6日夜にかけての間への下落を想定していたが、強気転換目安とした155.50円を超えて156円に迫ったために5日午後時点では4日夜安値を直近のサイクルボトムとした強気サイクル入りとして6日の日中から10日午後にかけての間への上昇と156円台中盤試しを想定した。 6日午前の反落から戻したものの5日深夜高値に届かず再び反落したためすでにサイクルトップを付けた可能性があると注意し、156円超えからは上昇再開として5日深夜高値(156.491)超えからは157円試しとする。
前々回ボトム 05月30日(156.376)
前回ボトム 06月04日(154.527)
経過日数 2.25日
前々回トップ 05月30日(157.715)
前回トップ 06月03日(157.468)
経過日数 3.75日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第7レジスタンス:156.35-40円(前日17時台高値圏など)
第6レジスタンス:156.25-30円(20日基準線など)
第5レジスタンス:156.20-25円(ピボットS1など)
第4レジスタンス:156.10-15円(転換線など)
第3レジスタンス:156.00-05円(心理的節目など)
第2レジスタンス:155.90-95円(90時間移動平均線&60分足20本基準線)
第1レジスタンス:155.70-75円(75時間移動平均線など)
NY引け値:155.58円(-0.50円)
第1サポート:155.50-55円(1σ下限ライン&レート節目)
第2サポート:155.45-50円(前日4時台安値圏など)
第3サポート:155.35-40円(前日安値圏など)
第4サポート:155.25-30円(5/17安値圏など)
第5サポート:155.15-20円(5/9安値圏など)
第6サポート:155.10-15円(ピボットB1など)
第7サポート:155.00-05円(心理的節目など)
経済指標
08:50 日1-3月期GDP統計[二次速報]
08:50 日4月国際収支統計
13:30 日5月企業倒産件数
14:00 日5月景気ウォッチャー調査
15:30 十倉経団連会長、記者会見
16:00 トルコ4月失業率
16:00 トルコ4月鉱工業生産
16:00 トルコ4月経常収支
16:00 スイス5月SECO消費者信頼感指数
17:00 伊4月鉱工業生産
17:30 ユーロ圏6月投資家信頼感指数
20:00 ホルツマン・オーストリア中銀総裁、講演
26:00 米財務省3年債入札