再びの為替介入の可能性に注意
2024.05.02
1日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、一時1ドル=153円ちょうどに急反発した。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定後に円買い・ドル売りの流れが急加速し、午後5時現在は154円55銭と、前日同時刻比3円21銭の円高・ドル安。パウエル議長の発言が、想定ほどタカ派的ではないとの受け止め方から日米金利差縮小が意識されたことが円買い・ドル売りのきっかけで、市場では日本政府・日銀による為替介入を疑う声も聞かれた。
本日は為替介入&米新規失業保険申請件数に注目。引き続き為替介入の可能性あり。5兆円規模の介入のようだったが効果は限定的。ポジション管理には注意が必要だがロングか。
テクニカル面では4月29日午前に160円台へ到達してからの急落により29日午後時点では29日午前高値をサイクルトップとした弱気サイクル入りとしたが、30日午後時点では前回ボトムから4日半を経過したので29日夕安値を直近のサイクルボトムとした強気サイクル入りとして5月2日午前から6日午前にかけての間への上昇と158円台前半試しを想定した。 1日朝時点では上値目途を159円試しへ引き上げたが、1日午後もジリ高が続いているのでまだ上昇余地ありとみる。
前々回ボトム 04月19日(153.588)
前回ボトム 04月24日(154.550)
経過日数 3.25日
前々回トップ 04月17日(154.785)
前回トップ 04月23日(154.873)
経過日数 3.25日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第7レジスタンス:160.70-75円(ピボットS2など)
第6レジスタンス:160.50-55円(レート節目など)
第5レジスタンス:160.00-05円(心理的節目など)
第4レジスタンス:159.50-55円(レート節目&ピボットS1)
第3レジスタンス:159.00-05円(心理的節目&3σ上限ライン)
第2レジスタンス:158.50-55円(レート節目など)
第1レジスタンス:158.40-45円(前日高値圏など)
NY引け値:158.33円(+2.70円)
第1サポート:158.00-05円(心理的節目など)
第2サポート:157.55-60円(前日2時台安値圏など)
第3サポート:157.20-25円(2σ上限ラインなど)
第4サポート:157.00-05円(心理的節目など)
第5サポート:156.85-90円(60分足20本基準線など)
第6サポート:156.60-65円(前日21時台安値圏など)
第7サポート:156.50-55円(レート節目など)
経済指標
07:45 NZ3月住宅建設許可
08:50 日4月マネタリーベース
08:50 日銀金融政策決定会合・議事要旨[3月18-19日分]
09:30 台湾4月製造業PMI
10:30 豪3月貿易収支
10:30 豪3月住宅建設許可件数
14:00 日4月消費動向調査
15:30 スイス4月消費者物価指数
15:30 スイス3月実質小売売上高
16:00 トルコ4月製造業PMI
16:30 スイス4月製造業PMI
16:45 伊4月製造業PMI
16:50 仏4月製造業PMI[確報]
16:55 独4月製造業PMI[確報]
17:00 ユーロ圏4月製造業PMI[確報]
17:00 伊3月生産者物価指数
17:30 香港1-3月期GDP統計
18:00 南ア4月製造業PMI
20:30 米4月チャレンジャーレイオフ調査
21:30 チェコ中銀、政策金利発表
21:30 加3月国際商品貿易
21:30 米3月貿易収支
21:30 米1-3月期非農業部門労働生産性[速報]
21:30 米1-3月期単位労働コスト[速報]
21:30 米新規失業保険申請件数
22:00 シンガポール4月購買部景気指数
22:00 シンガポール4月電子産業指数
23:00 米3月製造業受注指数
23:00 米3月耐久財受注[確報]