米株と金利に注目
2024.04.16
週明け15日のニューヨーク外国為替市場では、米長期金利の上昇を眺めて円売り・ドル買いが進み、円相場は1ドル=154円台前半に下落した。1990年6月以来約34年ぶりの安値水準。午後5時現在は154円32銭と、前週末同時刻比1円ちょうどの大幅な円安・ドル高。
本日は特に重要な指標はない。一部報道で155円との話もあり、為替介入の可能性もあるのでポジション管理には注意が必要だが、円安の流れは続きそう。
テクニカル面では4月9日深夜安値をサイクルボトムとして11日夜から15日夜にかけての間への上昇を想定してきたが、12日夜に152.50円台へ下落してからの反騰で12日夕高値に迫ったため、15日朝時点では12日夜安値を直近のサイクルボトムとした新たな強気サイクル入りとして17日午後から19日夕にかけての間への上昇と154円台試しを想定した。 15日午後に154円へ迫っているので155円試しへ上値目途を引き上げる。
前々回ボトム 04月09日(151.577)
前回ボトム 04月12日(152.591)
経過日数 0.25日
前々回トップ 04月08日(151.938)
前回トップ 04月12日(153.377)
経過日数 0.5日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第7レジスタンス:154.35-40円(ピボットHBOPなど)
第6レジスタンス:154.20-25円(3σ上限ラインなど)
第5レジスタンス:154.00-05円(心理的節目など)
第4レジスタンス:153.85-90円(ピボットS2など)
第3レジスタンス:153.55-60円(ピボットS1など)
第2レジスタンス:153.50-55円(レート節目など)
第1レジスタンス:153.35-40円(前日高値圏&2σ上限ライン)
NY引け値:153.28円(+0.03円)
第1サポート:153.15-20円(60分足20本基準線など)
第2サポート:153.05-10円(前日2時台安値圏など)
第3サポート:152.95-153.00円(前日9時台安値圏など)
第4サポート:152.75-80円(4/11安値圏&ピボットB1)
第5サポート:152.65-70円(4/11/2時台安値圏など)
第6サポート:152.60-65円(前日安値圏&90時間移動平均線)
第7サポート:152.50-55円(レート節目など)
経済指標
09:00 デーリー・サンフランシスコ連銀総裁、基調講演
10:30 中国3月新築住宅価格
11:00 中国1-3月期GDP統計
11:00 中国3月小売売上高
11:00 中国3月鉱工業生産
11:00 中国3月固定資産投資
15:00 独3月卸売物価指数
15:00 英3月雇用統計
15:00 英2月ILO[国際労働機関]失業率
17:00 伊3月調和消費者物価指数[確報]
17:00 レーン・フィンランド中銀総裁、ユーロ圏の経済見通しと金融政策について講演
18:00 ユーロ圏4月ZEW景況感指数
18:00 独4月ZEW景況感指数
18:00 ユーロ圏2月貿易収支
18:00 伊2月貿易収支
18:00 ロンバルデリ英中銀副総裁、財務委員会で証言
21:30 加3月消費者物価指数
21:30 米3月住宅着工件数
21:30 米3月建設許可件数
21:55 米レッドブック週間小売売上高
22:00 ジェファーソンFRB理事、金融政策フォーラムで基調演説
22:15 米3月鉱工業生産
22:15 米3月設備稼働率
25:30 ビルロワドガロー仏中銀総裁、講演
26:00 ベイリー英中銀総裁、講演
26:15 マックレム・カナダ中銀議長、講演
27:00 ブイチッチ・クロアチア中銀総裁、講演