円安の巻き戻しの可能性も
2023.07.10
週末7日のニューヨーク外国為替市場では、米就業者数の伸び鈍化が示されたことを受け円買いドル売りが進み、円相場は1ドル=142円台前半に急伸した。午後5時現在は142円27銭と、前日同時刻比1円84銭の大幅な円高・ドル安。
本日の注目は特にはない。好調な雇用統計にも関わらず円高になっているので巻き戻しの可能性が高いとみる。2円程度の円安もあるかも。資金管理には十分注意を。
テクニカル面では6日午後に144円を割り込む急落となったために下値目途を143円台序盤へ引き下げ、前回ボトムから3日半を経過したので144.30円超えからは強気サイクル入りとした。しかし、6日深夜に144.60円台へ反騰したため、6日夕安値を直近のボトムとした強気サイクル入りとする。トップ形成期は6日夜から10日夜にかけての間とし、6日深夜高値超えからは145円台序盤試しとする。
前々回ボトム 06月30日(142.205)
前回ボトム 07月06日(143.557)
経過日数 0.5日
前々回トップ 06月30日(145.069)
前回トップ 07月03日(144.909)
経過日数 3.25日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第8レジスタンス:144.70-75円(7/4高値圏&7/5高値圏)
第7レジスタンス:144.60-65円(前日高値圏&ピボットS1)
第6レジスタンス:144.55-60円(1σ上限ラインなど)
第5レジスタンス:144.50-55円(レート節目など)
第4レジスタンス:144.35-40円(75時間移動平均線など)
第3レジスタンス:144.25-30円(200時間移動平均線など)
第2レジスタンス:144.15-20円(転換線など)
第1レジスタンス:144.10-15円(前日18時台高値圏など)
NY引け値:142.27円(-1.80円)
第1サポート:144.05-10円(60分足20本基準線など)
第2サポート:144.00-05円(心理的節目など)
第3サポート:143.95-144.00円(7/3安値圏&前日24時台安値圏)
第4サポート:143.60-65円(前日21時台安値圏など)
第5サポート:143.55-60円(前日安値圏など)
第6サポート:143.50-55円(レート節目&ピボットB1)
第7サポート:143.30-35円(6/27/22時台安値圏など)
第8サポート:143.25-30円(6/27安値圏など)
経済指標
08:50 日5月国際収支統計
10:30 中国6月消費者物価指数
10:30 中国6月生産者物価指数
14:00 日6月景気ウォッチャー調査
16:00 トルコ5月失業率
17:30 ユーロ圏7月投資家信頼感指数
21:30 加5月住宅建設許可
22:00 イスラエル中銀、政策金利発表
23:00 米5月卸売在庫[確報]
23:00 米5月卸売売上高
23:00 バーFRB副議長、銀行監督と資本規制についての討論会に参加
24:00 デーリー・サンフランシスコ連銀総裁、ブルッキングス研究所のイベント会議に参加
24:00 メスター・クリーブランド連銀総裁、経済と金融政策について講演
25:00 ボスティック・アトランタ連銀総裁、地元のイベントに参加
28:00 米5月消費者信用残高
28:00 ベイリー英中銀総裁、マンションハウスディナーでスピーチ