円安が止まらない。引き続きロング。相場の波に素直に
2022.09.08
7日の海外市場で円相場は一時144円99銭近辺と1998年8月以来およそ24年ぶりの安値を更新。FRBが9月のFOMCで0.75%の利上げに踏み切るとの観測が高まり、日米の金利差拡大を見込んだ円売りドル買い。
7日にはカナダ銀行(中央銀行)が0.75%の利上げを決めたほか、8日はECBが利上げ幅を7月の0.50%から0.75%に拡大するとの観測がくすぶっている。
日銀は大規模な金融緩和策を堅持するなか、ユーロやオーストラリア(豪)ドルなど米ドル以外の通貨に対して売られているのも円相場を下押しした。
今後さらなる円安になる可能性は十分高いだろう。
本日の注目の経済指標は日本4-6月期GDP改定値、7月日本貿易収支、RBA総裁講演、ECB理事会、ラガルドECB総裁会見、パウエルFRB議長・シカゴ連銀総裁・ミネアポリス連銀総裁講演。
急激な円安が続いており歯止めが効かない状況。経験則的にこのような状況の場合、ショートを食い尽くすまで円安に続く気がする。セリングクライマックスにはまだ時間があるのではないだろうか。
7日夜に145円に迫ってから144円を割り込む反落となり前回トップから3日を経過。
よって7日夜高値を直近のトップとした弱気サイクル入りとして9日午前から13日午前にかけての間への下落と142円前後試しを想定する。
8日の上値抵抗線は7日夜高値まで。しかし、高値更新からは新たな強気サイクル入りとして12日夜から14日夜にかけての間への上昇と147円台中盤試しを想定する。
前々回ボトム 08月31日(138.261)
前回ボトム 09月06日(140.249)
経過日数 1.75日
前々回トップ 09月02日(140.806)
前回トップ 09月07日(144.977)
経過日数 0.25日

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第8レジスタンス:145.50-55円(レート節目など)
第7レジスタンス:144.95-145.00円(前日高値圏など)
第6レジスタンス:144.80-85円(1998年7月高値圏など)
第5レジスタンス:144.90-95円(ピボットS1など)
第4レジスタンス:144.50-55円(レート節目など)
第3レジスタンス:144.35-40円(前日13時台高値圏など)
第2レジスタンス:144.15-20円(2σ上限ライン&60分足20本基準線)
第1レジスタンス:144.00-05円(心理的節目など)
NY引け値:143.71円(+0.93円)
第1サポート:143.65-70円(前日4時台安値圏など)
第2サポート:143.50-55円(レート節目など)
第3サポート:143.00-05円(心理的節目など)
第4サポート:142.90-95円(前日9時台安値圏など)
第5サポート:142.60-65円(前日安値圏など)
前々回ボトム 08月31日(138.261)
前回ボトム 09月06日(140.249)
経過日数 1.75日
前々回トップ 09月02日(140.806)
前回トップ 09月07日(144.977)
経過日数 0.25日
経済指標
07:45 NZ4-6月期製造業売上高
08:01 英8月RICS住宅価格指数
08:50 日4-6月期GDP統計[二次速報]
08:50 日7月国際収支統計
10:30 豪8月貿易収支
12:05 ロウ豪中銀総裁、講演
13:30 日8月企業倒産件数
14:00 日8月景気ウォッチャー調査
14:30 仏4-6月期雇用者数[確報]
14:45 スイス8月失業率
15:45 仏7月貿易収支/経常収支
16:00 マレーシア中銀、政策金利発表
17:00 南ア7-9月期BER消費者信頼感
18:00 南ア4-6月期経常収支
20:00 南ア7月製造業生産
21:15 ECB[欧州中銀]政策金利発表
21:30 米新規失業保険申請件数
21:45 ラガルドECB総裁、記者会見
22:10 パウエルFRB議長、講演
24:00 EIA週間石油在庫統計
25:00 エバンズ・シカゴ連銀総裁、現在の経済情勢や金融政策について講演
28:00 米7月消費者信用残高
インド太平洋経済枠組み[IPEF]閣僚級会合[9日まで、ロサンゼルス]
東方経済フォーラム[最終日、ロシア・ウラジオストク]
米企業決算
コパート