米国株と金利に注目。円高圧力優勢か
2024.08.26
週末23日のニューヨーク外国為替市場では、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が9月の利下げ開始を示唆したことをきっかけに円買い・ドル売りが加速し、円相場は1ドル=144円台前半に上昇した。午後5時現在は144円35銭と、前日同時刻比1円91銭の大幅な円高・ドル安。
本日は特に重要な指標はない。米国株価と金利に注目が集まる。9月の利下げがほぼ確定の中、円高圧力が優勢か。ただし長期で見ればあくまで日米金利差は広いため円安だろう。
テクニカル面では、8月20日午後高値をサイクルトップとした弱気サイクル入りとし、21日深夜の乱高下により22日朝時点では146円超えから強気転換注意として21日深夜高値(146.906)試しとしていたが、22日深夜への上昇で146円を超えたために23日朝時点では22日早朝安値を直近のサイクルボトムとした強気サイクル入りとして23日の日中から27日午後にかけての間への上昇を想定し、20日午後高値(147.340)超えからは148円試しとした。 23日昼へ下落した後も146円以下にとどまっているため、146円超えからは上昇再開とするが、145円割れからは弱気サイクル入りと仮定して27日早朝から29日早朝にかけての間への下落を想定し、22日午前安値(144.455)割れからは143円試しとする。
前々回ボトム 08月19日(145.182)
前回ボトム 08月22日(144.455)
経過日数 1.5日
前々回トップ 08月16日(149.371)
前回トップ 08月20日(147.340)
経過日数 3.0日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第7レジスタンス:147.30-35円(8/20高値圏など)
第6レジスタンス:147.00-05円(心理的節目など)
第5レジスタンス:146.90-95円(転換線&ピボットS1)
第4レジスタンス:146.85-90円(8/21高値圏&200時間移動平均線)
第3レジスタンス:146.50-55円(前日高値圏&レート節目)
第2レジスタンス:146.45-50円(前日2時台高値圏など)
第1レジスタンス:146.35-40円(前日5時台高値圏など)
NY引け値:146.26円(+1.10円)
第1サポート:146.15-20円(前日4時台安値圏など)
第2サポート:146.00-05円(心理的節目など)
第3サポート:145.85-90円(60分足先行スパン&75時間移動平均線)
第4サポート:145.80-85円(前日22時台安値圏&60分足20本基準線)
第5サポート:145.55-60円(前日19時台安値圏など)
第6サポート:145.50-55円(レート節目など)
第7サポート:145.20-25円(8/20安値圏&ピボットB1)
経済指標
14:00 日6月景気動向調査[改定値]
14:00 シンガポール7月鉱工業生産
16:00 トルコ8月景気動向指数
16:00 トルコ8月設備稼働率
17:00 独8月Ifo景気動向指数
21:30 米7月耐久財受注[速報]
22:00 ベルギー8月企業景況感
23:30 米8月ダラス連銀製造業活動指数