明日の雇用統計に備えて小動きか
2023.04.06
5日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続伸し、前日比35銭円高・ドル安の1ドル=131円30銭で取引を終えた。同日発表の米雇用関連の指標が市場予想を下回った。労働市場が軟化し米連邦準備理事会が利上げを停止した後に利下げ転換する時期が早まるとの見方が強まり、米長期金利が低下した。日米金利差の縮小を受け、円買いドル売りが膨らんだ。
本日は雇用統計を前に小値動きに終始しそう。ただし、それを狙って機関投資家が仕掛けてくる可能性もあるので、資金管理には十分な注意が必要だろう。
テクニカル面では6日の上値抵抗線は132.00円までとするが、前回ボトムから3日を経過したので132.00円超えからは強気サイクル入りとして6日午後から10日午後にかけての間への上昇と132円台中盤試しを想定する。
前々回ボトム 03月24日(129.641)
前回ボトム 03月28日(130.407)
経過日数 1.25日
前々回トップ 03月22日(132.997)
前回トップ 03月28日(131.758)
経過日数 2.0日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第8レジスタンス:132.05-10円(転換線など)
第7レジスタンス:131.95-132.00円(200時間移動平均線など)
第6レジスタンス:131.85-90円(ピボットS1など)
第5レジスタンス:131.80-85円(前日高値圏など)
第4レジスタンス:131.75-80円(前日19時台高値圏&3/27高値圏)
第3レジスタンス:131.50-55円(レート節目など)
第2レジスタンス:131.40-45円(前日5時台高値圏など)
第1レジスタンス:131.35-40円(60分足20本基準線など)
NY引け値:131.30円(-0.39円)
第1サポート:131.05-10円(1σ下限ラインなど)
第2サポート:131.00-05円(3/22安値圏&心理的節目)
第3サポート:130.90-95円(前日21時台安値圏など)
第4サポート:130.75-80円(3/29安値圏など)
第5サポート:130.65-70円(ピボットB1など)
第6サポート:130.60-65円(前日安値圏など)
第7サポート:130.55-60円(3/20安値圏など)
第8サポート:130.40-45円(3/28安値圏など)
経済指標
09:30 香港3月購買部景気指数
10:00 NZ3月ANZ商品価格指数
10:30 豪2月貿易収支
10:30 豪中銀金融安定報告書
10:45 中国3月財新メディア非製造業PMI
13:30 インド中銀、政策金利発表
14:45 スイス3月失業率
15:00 独2月鉱工業生産
15:00 英3月ハリファックス住宅価格
16:30 独3月建設業PMI
20:30 米3月チャレンジャーレイオフ調査
21:30 加3月雇用統計
21:30 米新規失業保険申請件数
23:00 加3月Ivey購買部協会指数
23:00 ブラード・セントルイス連銀総裁、経済見通しについて講演