円高圧力が強いが長期で見るとドルロングが有効か
2023.03.17
16日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前日比35銭円安・ドル高の1ドル=133円85銭で取引を終えた。JPモルガン・チェースなど米銀11行が16日午後、預金流出リスクに直面していた米地銀ファースト・リパブリック・バンクに対し預金の形で300億ドルを支援すると発表した。金融システム不安が広がるとの警戒感が後退し「低リスク通貨」とされる円に売りが出た。
本日は特に重要な経済指標はない。引き続き米国株の動向に左右されそう。値動きの荒い展開が続いているので引き続き資金管理には注意が必要。
テクニカル面では、3月15日夜に弱気転換目安とした133.60円を割り込んで132円台序盤へ続落したために16日朝時点では15日夕高値を直近のサイクルトップとした弱気サイクル入り入りとして16日夜から20日夜にかけての間への下落と130円試しを想定した。
前々回ボトム 03月13日(132.280)
前回ボトム 03月16日(131.721)
経過日数 0.25日
前々回トップ 03月10日(136.985)
前回トップ 03月15日(135.102)
経過日数 1.5日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第8レジスタンス:134.80-85円(転換線など)
第7レジスタンス:134.55-60円(3/15/9時台高値圏など)
第6レジスタンス:134.50-55円(レート節目など)
第5レジスタンス:134.45-50円(ピボットS1など)
第4レジスタンス:134.10-15円(90日移動平均線など)
第3レジスタンス:134.00-05円(1σ下限ライン&心理的節目)
第2レジスタンス:133.85-90円(基準線など)
第1レジスタンス:133.80-85円(前日高値圏など)
NY引け値:133.72円(+0.40円)第1サポート:133.65-70円(60分足先行スパンなど)
第2サポート:133.55-60円(75時間移動平均線など)
第3サポート:133.50-55円(レート節目など)
第4サポート:133.35-40円(前日3時台安値圏など)
第5サポート:133.10-15円(75日移動平均線など)
第6サポート:133.00-05円(3/14安値圏&60分足20本基準線)
第7サポート:132.80-85円(2σ下限ラインなど)
第8サポート:132.65-70円(先行スパンなど)
経済指標
09:30 シンガポール2月輸出
13:30 日1月第三次産業活動指数
18:00 伊1月貿易収支
18:30 英中銀、イプソスインフレ意識調査を公表
19:00 ユーロ圏10-12月期労働コスト
19:00 ユーロ圏2月消費者物価指数[改定値]
19:30 ロシア中銀、政策金利発表
21:30 加2月住宅価格指数
21:30 加1月国際証券取扱高
21:30 加2月鉱工業製品価格
21:30 加2月原料価格指数
22:15 米2月鉱工業生産
22:15 米2月設備稼働率
23:00 米2月景気先行指数
23:00 米3月ミシガン大学消費者信頼感指数[速報]