米国失業保険件数に注目。引き続きドルロングか
2023.03.09
8日のニューヨーク市場で円相場は、同日の東京市場17時時点と比べ17銭円高ドル安の137円40銭で終えた。FRBによる利上げ継続が意識され、円は8日の東京市場で一時137円90銭近辺と2022年12月15日以来の円安ドル高水準まで下落していたため、目先の利益を確定する目的の円買いドル売りが優勢となった。
本日はアメリカの失業保険件数に注目。ただし、基本的に円安ドル高のその流れに変わりはなく、今後もその傾向が強いはずだ。もちろん、資金管理には注意する必要があるが、基本的にはドルロングが良いだろう。
テクニカル面では、3月7日深夜からの急伸で強気転換目安とした136.40円を超えて3月2日夜高値も上抜いたため、8日朝時点では6日午後安値を直近のボトムとした強気サイクル入りとした。またトップ形成期は8日早朝から9日夜にかけての間とし、上値目途を137円台後半とした。8日午後高値超えからは新たな強気サイクル入りとして13日午後から15日午後にかけての間への上昇と139円試しを想定する。
前々回ボトム 03月01日(135.246)
前回ボトム 03月06日(135.370)
経過日数 1.75日
前々回トップ 02月28日(136.919)
前回トップ 03月02日(137.089)
経過日数 3.25日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第8レジスタンス:137.90-95円(前日高値圏など)
第7レジスタンス:137.85-90円(2022年12/7高値圏など)
第6レジスタンス:137.75-80円(2022年12/16高値圏など)
第5レジスタンス:137.70-75円(2022年8/23高値圏など)
第4レジスタンス:137.65-70円(前日18時台高値圏など)
第3レジスタンス:137.45-50円(2022年12/20高値圏&前日9時台高値圏)
第2レジスタンス:137.40-45円(前日6時台高値圏&200日移動平均線)
第1レジスタンス:137.30-35円(60分足20本基準線など)
NY引け値:137.29円(+0.15円)
第1サポート:137.00-05円(前日7時台安値圏&心理的節目)
第2サポート:136.75-80円(1σ下限ラインなど)
第3サポート:136.55-60円(転換線など)
第4サポート:136.50-55円(レート節目&ピボットB1)
第5サポート:136.45-50円(前日安値圏&75時間移動平均線)
第6サポート:136.35-40円(200時間移動平均線など)
第7サポート:136.00-05円(心理的節目など)
第8サポート:135.75-80円(ピボットB2など)
経済指標
08:50 日10-12月期GDP統計[二次速報]
08:50 日2月マネーストック
09:01 英2月RICS住宅価格指数
10:30 中国2月消費者物価指数
10:30 中国2月生産者物価指数
14:00 日銀政策委員会・金融政策決定会合[2月10日まで]
15:00 日2月工作機械受注[速報]
15:30 仏10-12月期雇用者数[確報]
16:00 マレーシア中銀、政策金利発表
18:00 南ア10-12月期経常収支
21:00 ブリーデン英中銀金融安定化担当理事、講演
21:30 米2月チャレンジャーレイオフ調査
22:30 米新規失業保険申請件数
24:00 バーFRB副議長、暗号通貨について講演
27:00 米財務省30年債入札
27:45 ロジャース・カナダ中銀上級副総裁、講演