新規失業保険申請件数に注目。大きな円安の流れになるかも。
2023.02.16
15日のニューヨークの円相場は3日続落し、前日比1円5銭円安ドル高の1ドル=134円20銭で取引を終えた。一時は134円36銭と1月上旬以来の円安ドル高水準を付けた。15日朝発表の1月の米小売売上高が市場予想を大幅に上回った。米長期金利が上昇し、日米金利差拡大が円売りドル買いを誘った。
本日の注目は、アメリカの新規失業保険件数だろう。消費者物価指数、小売売上高などかなり強い数字が出ており、ドル円は順調に円安方向に進んでいる。ただし、株価もしぶとく、思った以上の円安ドル高には進んでいない。本日の新規失業保険件数で大きな流れができるかもしれない。いずれにしても、資金管理には要注意。
テクニカル面では、2月13日午後に2月10日午前高値を超えたために2月10日夕安値を直近のボトムとした強気サイクル入りとして15日午前から17日午前にかけての間への上昇と135円前後試しを想定。
前々回ボトム 02月08日(130.505)
前回ボトム 02月10日(129.809)
経過日数 3.5日
前々回トップ 02月07日(132.899)
前回トップ 02月10日(131.875)
経過日数 3.75日

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第8レジスタンス:135.45-50円(ピボットS2など)
第7レジスタンス:135.00-05円(心理的節目など)
第6レジスタンス:134.80-85円(ピボットS1など)
第5レジスタンス:134.75-80円(1/6高値圏など)
第4レジスタンス:134.55-60円(75日移動平均線&2022年8/8高値圏)
第3レジスタンス:134.50-55円(レート節目など)
第2レジスタンス:134.45-50円(12/28高値圏&2022年8/17高値圏)
第1レジスタンス:134.35-40円(前日高値圏など)
NY引け値:134.14円(+1.04円)
第1サポート:134.10-15円(2σ上限ライン&前日6時台安値圏)
第2サポート:134.00-05円(心理的節目など)
第3サポート:133.90-95円(前日23時台安値圏など)
第4サポート:133.70-75円(60分足20本基準線など)
第5サポート:133.50-55円(レート節目など)
第6サポート:133.20-25円(前日19時台安値圏など)
第7サポート:133.00-05円(心理的節目&ピボットB1)
第8サポート:132.95-133.00円(前日15時台安値圏など)
経済指標
08:50 日12月機械受注統計
08:50 日1月貿易収支[通関統計]
09:00 豪2月消費者インフレ期待
09:30 豪1月雇用統計
14:00 日1月マンション市場動向調査
16:00 フィリピン中銀、政策金利発表
16:20 インドネシア中銀、政策金利発表
16:30 半沢全国銀行協会会長、記者会見
17:30 香港1月失業率
18:00 ECB経済報告
18:00 伊12月貿易収支
18:40 パネッタECB理事、講演
20:30 トルコ12月住宅価格指数
22:00 ナーゲル独連銀総裁、講演
22:30 米1月住宅着工件数
22:30 米1月建設許可件数
22:30 米2月フィラデルフィア連銀景況指数
22:30 米1月生産者物価指数
22:30 米新規失業保険申請件数
22:45 メスター・クリーブランド連銀総裁、講演[オンライン]
24:00 レーンECB理事、講演
26:00 ピル英中銀理事、講演
27:00 米財務省インフレ指数連動30年債入札
27:30 ブラード・セントルイス連銀総裁、経済と金融政策について講演