円安の流れが定着するか?米小売売上高に注目。
2023.02.15
14日のニューヨークの円相場は続落し、前日比70銭円安ドル高の1ドル=133円15銭で取引を終えた。一時は133円30銭と1月上旬以来の円安ドル高水準。朝方発表された1月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回り、米国の金融引き締め継続の観測が強まった。米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大による円売りドル買いが強まった。
本日の注目はアメリカ小売売上高。昨日のCPIが予想より強かったため大きく円安になっている。今後もこの傾向は続くとは思うが小売売上高にも注意が必要。
テクニカル面では、2月10日夕刻に130円割れへ急落してから131円台中盤へ反騰する乱高下となったために13日朝時点では10日午前高値(131.875)超えからは強気サイクル入り。133円前後試しとし、13日午後に10日午前高値を超えたため10日夕安値を直近のボトムとした強気サイクル入りとして15日午前から17日午前にかけての間への上昇と133円前後試しを想定。
前々回ボトム 02月08日(130.505)
前回ボトム 02月10日(129.809)
経過日数 1.5日
前々回トップ 02月07日(132.899)
前回トップ 02月10日(131.875)
経過日数 1.75日

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第8レジスタンス:134.00-05円(心理的節目など)
第7レジスタンス:133.75-80円(ピボットS1など)
第6レジスタンス:133.55-60円(12/27高値圏など)
第5レジスタンス:133.50-55円(レート節目など)
第4レジスタンス:133.40-45円(2σ上限ラインなど)
第3レジスタンス:133.30-35円(前日高値圏など)
第2レジスタンス:133.20-25円(前日4時台高値圏など)
第1レジスタンス:133.10-15円(12/23高値圏など)
NY引け値:133.10円(+0.74円)
第1サポート:133.00-05円(前日5時台安値圏&心理的節目)
第2サポート:132.85-90円(前日3時台安値圏&遅行スパン支持)
第3サポート:132.50-55円(レート節目など)
第4サポート:132.30-35円(前日24時台安値圏&60分足先行スパン)
第5サポート:132.05-10円(1σ上限ラインなど)
第6サポート:132.00-05円(心理的節目など)
第7サポート:131.95-132.00円(75時間移動平均線&ピボットB1)
第8サポート:131.90-95円(前日11時台安値圏など)
経済指標
10:00 ロウ豪中銀総裁、上院公聴会に出席
13:30 日12月第三次産業活動指数
14:30 森田日本証券業協会会長、記者会見
16:00 英1月消費者物価指数
16:00 英1月小売物価指数
16:00 英1月生産者物価指数
16:15 1月訪日外国人客数
17:00 南ア1月消費者物価指数
18:30 英12月ONS住宅価格
19:00 ユーロ圏12月鉱工業生産
19:00 ユーロ圏12月貿易収支
19:30 ドイツ30年債入札
20:00 南ア12月小売売上高
21:00 米MBA住宅ローン申請指数
22:15 加1月住宅着工件数
22:30 加12月製造業出荷
22:30 加12月卸売売上高
22:30 米2月ニューヨーク連銀製造業景況指数
22:30 米1月小売売上高
23:00 加1月中古住宅販売件数
23:15 米1月鉱工業生産
23:15 米1月設備稼働率
24:00 米12月企業在庫
24:00 米2月NAHB住宅市場指数
24:30 EIA週間石油在庫統計
27:00 米財務省20年債入札
30:00 米12月対米証券投資