FOMC通過。アメリカの金利に注目が集まりやすい
2022.12.15
14日のニューヨークの円相場は小幅に続伸し、前日比5銭円高ドル安の1ドル=135円45銭。
FRBが14日のFOMC後に公表した委員の政策金利見通しが前回から切り上がり、米利上げ長期化観測から円売りドル買いが優勢になる場面があった。
利上げ幅は従来の0.75%から0.5%に縮小。一方、2023年末の政策金利の予想中央値は従来の4.6%から5.1%に引き上げ。結果発表前に134円台で推移していた円は一時135円99銭まで下落した。
本日の重要指標はアメリカ小売売上高と新規失業件数。ただどちらもFOMCやCPIに比べると弱い。金利引き上げのニュースがどこまで影響するかによるだろう。ただしアメリカの金利は5%を超える目算で日本は0%台なので長期目線ではドル買いだろう。
テクニカル面では14日の日中は135円台での揉み合いにとどまっていたので14日午後時点ではまだ一段安余地ありとした。ただし、14日夜へ安値を切り下げてから1円を超える反騰となったため、14日夜安値を直近のボトムとした強気サイクル入りだろう。16日の日中か20日の日中にかけての間への上昇と137円台前半試しを想定。
テクニカル面では、13日午後に138円手前へ上昇した後はやや足踏みとなり前回トップから4日を経過したので13日午後時点では136.70円割れからは弱気サイクル入りとして135円試しとした。14日の上値抵抗線は136.50円までとし、136.50円超えからは強気転換注意として137円試しとする。
前々回ボトム 12月02日(133.612)
前回ボトム 12月09日(135.603)
経過日数 1.25日
前々回トップ 11月30日(139.890)
前回トップ 12月07日(137.861)
経過日数 3.5日

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第8レジスタンス:136.75-80円(ピボットS2など)
第7レジスタンス:136.50-55円(レート節目など)
第6レジスタンス:136.30-35円(200時間移動平均線&75時間移動平均線)
第5レジスタンス:136.10-15円(ピボットS1など)
第4レジスタンス:136.05-10円(転換線など)
第3レジスタンス:135.95-136.00円(前日高値圏など)
第2レジスタンス:135.70-75円(前日8時台高値圏など)
第1レジスタンス:135.60-65円(1σ下限ラインなど)
NY引け値:135.46円(-0.11円)
第1サポート:135.40-45円(200日移動平均線など)
第2サポート:135.20-25円(12/1安値圏など)
第3サポート:135.15-20円(60分足20本基準線など)
第4サポート:135.00-05円(心理的節目など)
第5サポート:134.90-95円(12/13/1時台安値圏など)
第6サポート:134.65-70円(12/13安値圏&ピボットB1)
第7サポート:134.50-55円(前日安値圏&レート節目)
第8サポート:134.10-15円(12/5安値圏など)
経済指標
06:45 NZ7-9月期GDP統計
08:50 日11月貿易収支[通関統計]
09:00 豪12月消費者インフレ期待
09:30 豪11月雇用統計
10:30 中国11月新築住宅価格
11:00 中国11月小売売上高
11:00 中国11月鉱工業生産
11:00 中国11月固定資産投資
13:30 日10月第三次産業活動指数
16:00 フィリピン中銀、政策金利発表
16:00 トルコ11月住宅販売
16:00 EU11月新車登録台数
16:00 独11月卸売物価指数
16:45 仏11月消費者物価指数[確報]
16:45 仏12月INSEE企業景況感
17:30 スイス中銀、政策金利発表
17:30 南ア7-9月期非農業部門雇用者
18:00 ノルウェー中銀、政策金利発表
18:00 ジョルダン・スイス中銀総裁、記者会見
18:30 南ア11月生産者物価指数
21:00 英中銀、政策金利発表
22:15 欧州中銀、政策金利発表
22:15 加11月住宅着工件数
22:30 米12月ニューヨーク連銀製造業景況指数
22:30 米12月フィラデルフィア連銀景況指数
22:30 米11月小売売上高
22:30 米新規失業保険申請件数
22:45 ラガルドECB総裁、記者会見
23:00 加11月中古住宅販売件数
24:00 米11月鉱工業生産
24:00 米11月設備稼働率
28:00 メキシコ中銀、政策金利発表
30:00 米10月対米証券投資