FOMC議事録要旨に注目。基本ドルロングの姿勢に変わりはない
2022.11.23
22日のニューヨーク外国為替市場で円相場は5営業日ぶりに反発し、前日比90銭円高ドル安の1ドル=141円25銭。米長期金利が3.76%前後と前日終値(3.82%)から低下し、日米金利差の縮小を受けた円買いドル売りが優勢だった。
円相場は15日に137円台後半と2カ月半ぶりの円高ドル安水準を付けた後は、円売りドル買いが優勢となる動きが続いていた。「142円台では円売り・ドル買いの持ち高を手じまう動きが出やすかった」(邦銀の外為ディーラー)との指摘もあった。
本日の重要な経済指標は米新規失業保険申請件数、FOMC議事録要旨。あとは引き続き米国株の動向次第。昨日大きく米国株は反発。本日どのような動きを見せるか?最近は株安になるとドル高の流れ。本日は反落の可能性が高い事からドル高か。
テクニカル面では、22日夜に141円を試すところまで反落して未明高値から1円を超える下落となったため22日未明高値を直近のトップとした弱気サイクル入りとする。ボトム形成期は22日夜から24日夕にかけての間と想定されるのですでに反騰注意期にあるが、22日未明高値を超えないうちは140円前後への下落余地ありとみる。
前々回ボトム 11月12日(138.461)
前回ボトム 11月17日(138.871)
経過日数 3.5日
前々回トップ 11月14日(140.802)
前回トップ 11月22日(142.213)
経過日数 1.25日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第8レジスタンス:142.65-70円(ピボットS2など)
第7レジスタンス:142.50-55円(レート節目など)
第6レジスタンス:142.45-50円(11/11高値圏など)
第5レジスタンス:142.20-25円(前日高値圏&11/21高値圏)
第4レジスタンス:142.00-05円(前日16時台高値圏&心理的節目)
第3レジスタンス:141.90-95円(ピボットS1など)
第2レジスタンス:141.50-55円(前日23時台高値圏&90日移動平均線)
第1レジスタンス:141.40-45円(60分足20本基準線など)
NY引け値:141.20円(-0.92円)
第1サポート:141.05-10円(前日安値圏など)
第2サポート:141.00-05円(心理的節目など)
第3サポート:140.90-95円(75時間移動平均線など)
第4サポート:140.80-85円(先行スパン下限など)
第5サポート:140.75-80円(90時間移動平均線&ピボットB1)
第6サポート:140.50-55円(レート節目など)
第7サポート:140.30-35円(200時間移動平均線&ピボットB2)
第8サポート:140.20-25円(1σ下限ラインなど)
経済指標
07:00 オーストラリアの11月製造業/非製造業PMI[速報]
09:00 シンガポール7-9月期GDP統計[確報]
10:00 ニュージーランド中銀、政策金利発表
14:00 シンガポール10月消費者物価指数
17:00 台湾10月鉱工業生産
17:00 南ア10月消費者物価指数
17:15 仏11月製造業/非製造業PMI[速報]
17:30 独11月製造業/非製造業PMI[速報]
17:30 アイスランド中銀、政策金利発表
17:30 デギンドスECB副総裁、講演
18:00 ユーロ圏11月製造業/非製造業/総合PMI[速報]
18:30 英11月製造業/非製造業PMI[速報]
19:30 独30年債入札
21:00 米MBA住宅ローン申請指数
22:30 米10月耐久財受注[速報]
22:30 米新規失業保険申請件数
23:45 米11月製造業/非製造業/総合PMI[速報]
24:00 米11月ミシガン大学消費者信頼感指数[確報]
24:00 米10月新築住宅販売件数
24:30 EIA週間石油在庫統計
28:00 FOMC[米連邦公開市場委員会]議事要旨[11月1-2日開催分]