150円目前。為替介入がなければ早い時間に到達しそう。
2022.10.20
19日のニューヨーク市場の円相場は、149円95銭と同日の東京市場17時時点と比べ52銭の円安ドル高。
一時149円91銭と1990年8月以来の安値を更新。19日発表された英国の消費者物価指数(CPI)は前年同月比10.1%上昇。伸び率は2カ月ぶりに拡大し、欧米中銀の引き締めが続くとの見方を後押し。米長期金利は4.1%台と約14年ぶりの高水準をつけており、東京市場でも日米の金利差拡大を意識した円売りドル買いが優勢となりそう。
本日の重要な経済指標は、米10月フィラデルフィア連銀景況指数だろう。結果次第では150円はたんなる通過点に過ぎないかもしれない。ここまでの水準に来ると為替介入の可能性はいつでもあるので資金管理には引き続き細心の注意を。ただし、各国の理解が必要な為替介入はなかなか難しいのかもしれない。
テクニカル面では、20日早朝に150円に迫っているので引き続きトップ形成中とみる。ただし、149.50円割れからは弱気サイクル入りとして21日夕から25日夕にかけての間への下落と148円台試しを想定するが、あくまでテクニカル面での話なので現在のファンダメンタルズを見ると可能性は低いだろう。
前々回ボトム 10月12日(145.428)
前回ボトム 10月18日(148.138)
経過日数 1.0日
前々回トップ 10月11日(145.856)
前回トップ 10月18日(149.091)
経過日数 1.5日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第7レジスタンス:150.95-151.00円(ピボットHBOPなど)
第6レジスタンス:150.50-55円(レート節目など)
第5レジスタンス:150.40-45円(ピボットS2など)
第4レジスタンス:150.25-30円(2σ上限ラインなど)
第3レジスタンス:150.15-20円(ピボットS1など)
第2レジスタンス:150.00-05円(大台レベルなど)
第1レジスタンス:149.90-95円(前日高値圏など)
NY引け値:149.89円(+0.66円)
第1サポート:149.60-65円(前日23時台安値圏&60分足20本基準線)
第2サポート:149.50-55円(レート節目など)
第3サポート:149.35-40円(前日19時台安値圏&ピボットB1)
第4サポート:149.20-25円(前日15時台安値圏など)
第5サポート:149.10-15円(前日安値圏&75時間移動平均線)
第6サポート:149.00-05円(心理的節目など)
第7サポート:148.90-95円(90時間移動平均線&60分足先行スパン)
経済指標
07:30 エバンス・シカゴ連銀総裁、経済見通しについて講演
07:30 ブラード・セントルイス連銀総裁、開会の挨拶
08:50 日9月貿易収支[通関統計]
09:30 豪7-9月期NAB企業信頼感指数
09:30 豪9月雇用統計
10:00 SWIFT[国際銀行間通信協会]9月決済シェア
14:00 日9月マンション市場動向調査
14:00 日9月コンビニエンスストア売上高
15:00 スイス9月貿易収支
15:00 独9月生産者物価指数
15:45 仏10月INSEE企業景況感
15:45 仏10月生産アウトルック指数
15:45 仏10月景況感指数[総需要]
16:20 インドネシア中銀、政策金利発表
17:00 台湾9月輸出受注
17:00 ユーロ圏8月経常収支
17:30 香港9月失業率
17:30 伊8月経常収支
20:00 トルコ中銀、政策金利発表
21:30 加9月住宅価格指数
21:30 米10月フィラデルフィア連銀景況指数
21:30 米新規失業保険申請件数
23:00 米9月中古住宅販売件数
23:00 米9月景気先行指数
25:00 ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁、経済見通しについて講演
26:30 ジェファーソンFRB理事、ベントで開会の挨拶
26:45 クックFRB理事、講演
27:05 ボウマンFRB理事、ベントで開会の挨拶