介入が燻るうちは短期取引。小さな利益を積み重ねる。
2022.09.26
23日のニューヨークのドル円は143円35銭。23日のニューヨーク市場では欧州通貨に対するドル買いが対円にも波及。
米長期金利が23日に一時、3.82%と約12年ぶりの高さに上昇し、日米金利差の拡大も意識。ただ、同日の米国株の急落でリスク回避の米国債買いも入り、米長期金利の上昇はその後一服して3.68%で終えた。
本日の重要な経済事項は、日銀黒田総裁の会見だが特段、目新しいことはないだろう。
為替介入の警戒はあるが、日米の金利政策が対極的である以上、円安ドル高に変わりはない。3ヶ月スパンで見れば十分150円もあるだろう。
ただし、介入が起こると、一瞬で5円以上動くこともあるため資金管理が難しい。当面は乱高下を利用した短期取引が良いかもしれない。
テクニカル面では、24日早朝へ高値を切り上げているので引き続きトップ形成中とする。上値目途を144円台前半へ引き上げる。
ただし、乱高下の継続も懸念されるので142.50円割れを弱気転換注意とし、142円割れからは弱気サイクル入と仮定。
前々回ボトム 09月19日(142.640)
前回ボトム 09月22日(140.329)
経過日数 0.25日
前々回トップ 09月14日(144.931)
前回トップ 09月22日(145.901)
経過日数 0.5日

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第7レジスタンス:144.55-60円(9/8高値圏&ピボットS2)
第6レジスタンス:144.10-15円(9/9高値圏など)
第5レジスタンス:144.00-05円(心理的節目&1σ上限ライン)
第4レジスタンス:143.90-95円(9/20高値圏&ピボットS1)
第3レジスタンス:143.60-65円(9/19高値圏など)
第2レジスタンス:143.45-50円(前日高値圏など)
第1レジスタンス:143.40-45円(200時間移動平均線など)
NY引け値:143.35円(+1.03円)
第1サポート:143.10-15円(60分足先行スパン&転換線)
第2サポート:143.00-05円(心理的節目など)
第3サポート:142.75-80円(60分足20本基準線など)
第4サポート:142.50-55円(レート節目など)
第5サポート:142.35-40円(前日20時台安値圏など)
第6サポート:142.20-25円(20日基準線&ピボットB1)
第7サポート:142.10-15円(前日15時台安値圏など)
経済指標
08:01 英9月ライトムーブ住宅価格
14:00 シンガポール8月鉱工業生産
14:30 黒田日銀総裁、大阪経済4団体共催懇談会で挨拶
15:00 鈴木財務相、雨宮日銀副総裁が全国証券大会に出席
16:00 トルコ9月景気動向指数
16:00 トルコ9月設備稼働率
16:00 デギンドスECB副総裁、講演
16:00 ナーゲル独連銀総裁、講演
16:30 黒田日銀総裁、記者会見
16:30 パネッタECB理事、講演
17:00 独9月Ifo景気動向指数
17:30 香港8月貿易収支
18:00 経済協力開発機構[OECD]経済見通し
21:30 米8月シカゴ連銀全米活動指数
22:00 ベルギー9月企業景況感
22:00 ラガルドECB総裁、欧州議会経済金融委員会の公聴会に出席
23:00 コリンズ・ボストン連銀総裁、ボストン商工会議所で講演
23:30 米9月ダラス連銀製造業活動指数
23:30 センテノ・ポルトガル中銀総裁、イベントで講演
25:00 ボスティック・アトランタ連銀総裁、オンラインイベントに参加
25:00 テンレイロ英中銀委員、講演
25:30 ローガン・ダラス連銀総裁、銀行会議で講演
26:00 米財務省2年債入札
29:00 メスター・クリーブランド連銀総裁、経済見通しと金融政策について講演