大きな動きに注意。ポジションは持ちすぎない
2022.09.05
2日のニューヨーク市場で、円相場は140円80銭と1998年8月以来およそ24年ぶりの安値をつけた。
同日発表された8月の米雇用統計では非農業部門の雇用者数が前月比31.5万人増とほぼ市場予想に沿った結果。失業率は3.7%と7月(3.5%)から悪化したものの、FRBが積極的な金融引き締めを続けるとの見方が根強いことも円相場の重荷となった。
本日はアメリカ市場がお休みのため、大きな動きはないだろう。しかし、市場参加者が少ない時を狙って仕掛けてくる可能性はあるので要注意。
基本的には円安基調だろう。ただし急速に円安が進んでいるので調整の円高には注意。大きな調整がくるかもしれないのでポジションには余裕を持つべき。
テクニカル面では2日夜に一段高してからも140円を割り込んだところを買われて確りしているので141円台前半への上昇余地ありとみる。
しかし、前回トップから3日を経過したので139.50円割れからは弱気サイクル入りとして5日夕から7日夕にかけての間への下落と138円台後半試しを想定。
ただしファンダメンタルズ的には引き続き円安でいいだろう。
前々回ボトム 08月26日(136.177)
前回ボトム 08月31日(138.261)
経過日数 2.0日
前々回トップ 08月24日(137.243)
前回トップ 08月30日(139.077)
経過日数 2.75日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第6レジスタンス:141.00-05円(心理的節目など)
第5レジスタンス:140.80-85円(前日高値圏など)
第4レジスタンス:140.70-75円(ピボットS1など)
第3レジスタンス:140.50-55円(レート節目など)
第2レジスタンス:140.40-45円(前日15時台高値圏など)
第1レジスタンス:140.30-35円(前日4時台高値圏など)
NY引け値:140.21円(+0.02円)
第1サポート:140.00-05円(心理的節目など)
第2サポート:139.90-95円(前日24時台安値圏など)
第3サポート:139.85-90円(前日安値圏など)
第4サポート:139.75-80円(ピボットB1など)
第5サポート:139.50-55円(レート節目など)
経済指標
08:00 豪8月非製造業PMI[確報]
09:30 香港8月購買部景気指数
10:00 NZ8月ANZ商品価格指数
10:30 豪8月求人広告件数
10:30 豪4-6月期企業営業利益
10:45 中国8月財新メディア非製造業PMI
14:00 シンガポール7月小売売上高
15:00 スイス4-6月期GDP統計
15:30 十倉経団連会長、記者会見
16:00 トルコ8月消費者物価指数
16:00 トルコ8月生産者物価指数
16:15 南ア8月スタンダード銀行PMI
16:45 伊8月非製造業PMI
16:50 仏8月非製造業PMI
16:55 独8月非製造業PMI[確報]
17:30 ユーロ圏9月投資家信頼感指数
17:30 英8月非製造業PMI[確報]
18:00 ユーロ圏7月小売売上高
24:30 マン英中銀委員、講演
英保守党党首選、決選投票の結果発表
OPECプラス閣僚級会合[オンライン]
EUウクライナ会合[ブリュッセル]
東方経済フォーラム[8日まで、ロシア・ウラジオストク]
[カナダ、米国]レーバーデーで休場