米雇用統計次第。雇用統計によっては141円台も。
2022.09.02
1日のニューヨークの円相場は、同日の東京と比べ87銭円安ドル高の140円25銭。 あっという間に140円台を突破した。140円台への下落は1998年8月以来およそ24年ぶり。
同日発表された週間の新規失業保険申請件数は市場予想より少なく、3週連続で減少。米労働需給は逼迫したままで、FRBが積極的な金融引き締めを続けるとの見方が強まった。 結果、円売りドル買いが勢いづいた格好だ。米国景気の底堅さが意識されたこともドル買いを誘った。
本日の注目はなんといっても8月米雇用統計。そのほか、7月米製造業新規受注がある。また週末、英保守党党首決選投票。
本日は雇用統計まではおとなしい動きが続くだろう。もし円高局面が来れば拾っていくのも良いが大きくポジションを傾けるのは雇用統計の発表後にした方が良いだろう。
もし雇用統計が予想以上に改善している場合、一気に141円台もあり得る。しかし、さすがに急速に円安が進みすぎているため雇用統計の結果次第では2円程度の円高調整はあるのではないか。
テクニカル面では、1日は139円台を維持して140円台へ一段高したため引き続きトップ形成中とみる。2日の下値支持線は138.50円までとしてその後の反騰注意とするが、139.50円割れを弱気転換注意。
いずれにしても本日は雇用統計に最注目だろう。
前々回ボトム 08月23日(135.814)
前回ボトム 08月26日(136.177)
経過日数 3.25日
前々回トップ 08月23日(137.699)
前回トップ 08月24日(137.243)
経過日数 5.25日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第6レジスタンス:141.10-15円(ピボットS2など)
第5レジスタンス:141.00-05円(心理的節目など)
第4レジスタンス:140.85-90円(2σ上限ラインなど)
第3レジスタンス:140.65-70円(ピボットS1など)
第2レジスタンス:140.50-55円(レート節目など)
第1レジスタンス:140.20-25円(前日高値圏など)
NY引け値:140.19円(+1.27円)
第1サポート:140.00-05円(心理的節目など)
第2サポート:139.90-95円(前日3時台安値圏など)
第3サポート:139.65-70円(60分足20本基準線など)
第4サポート:139.50-55円(レート節目など)
第5サポート:139.35-40円(前日22時台安値圏など)
経済指標
08:50 日8月マネタリーベース
15:00 独7月貿易収支
15:45 仏7月財政収支
18:00 ユーロ圏7月生産者物価指数
21:30 加4-6月期労働生産率
21:30 米8月雇用統計
22:30 シンガポール8月購買部景気指数
22:30 シンガポール8月電子産業指数
23:00 米7月製造業受注指数
23:00 米7月耐久財受注[確報]
英保守党党首選、党員投票締め切り[結果発表は5日]
米企業決算
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