米新規失業保険申請件数に注目。基本ロング姿勢は変わらず
2022.08.18
17日のニューヨークのドル円は1ドル=135円15銭と、東京市場と比べ26銭の円安ドル高。7月の米小売売上高はやや市場予想を下回ったものの、変動が大きいガソリンや自動車などを除いたベースでは市場予想を超える伸びとなった。
7月のCPIが大きく上昇したのをきっかけに米長期金利も上昇しており、東京市場でも円相場の重荷となりそう。
本日の注目は、米新規失業保険申請件数。結果によっては市場参加者が少ないこともあり大きく動くかもしれない。
ただし、仮に大きく円高に触れたとしても、基本的には円安基調にあるので慌てずに拾っていくのが良いだろう。また、円安に触れたらトレンドに乗るのも1つの方法だ。
いずれにしてもショートで狙うのであれば短期間に留めておいた方が良いだろう。その場合は損切りもしっかり行う必要がある。
テクニカル面では、17日深夜へ一段高した後も135円割れを買い戻されているので136円台前半への上昇余地ありとする。
前回トップから3日を経過したので134.60円割れを弱気転換注意とし、134.30円割れからは弱気サイクル入りの可能性はあるが想定しづらい。18日夜から22日夜にかけて137円を想定する。
前々回ボトム 08月11日(131.722)
前回ボトム 08月15日(132.543)
経過日数 2.25日
前々回トップ 08月08日(135.577)
前回トップ 08月12日(133.892)
経過日数 3.25日

本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第5レジスタンス:135.75-80円(1σ上限ラインなど)
第4レジスタンス:135.65-70円(ピボットS1など)
第3レジスタンス:135.55-60円(8/8高値圏など)
第2レジスタンス:135.45-50円(前日高値圏&8/5高値圏)
第1レジスタンス:135.35-40円(前日21時台高値圏など)
NY引け値:134.98円(+0.81円)
第1サポート:134.95-135.00円(60分足20本基準線など)
第2サポート:134.85-90円(基準線など)
第3サポート:134.80-85円(前日3時台安値圏など)
第4サポート:134.65-70円(前日18時台安値圏&8/16高値圏)
第5サポート:134.50-55円(レート節目など)
経済指標
10:30手数料7月豪雇用統計(予想:失業率3.5%/新規雇用者数2.50万人)
15:00:4-6月期ノルウェー国内総生産(GDP、予想:前期比0.7%)
17:00:ノルウェー中銀、政策金利発表(予想:1.75%に引き上げ)
18:00:6月ユーロ圏建設支出
18:00:7月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値(予想:前年比8.9%)
18:00:7月ユーロ圏HICPコア改定値(予想:前年比4.0%)
20:00:トルコ中銀、政策金利発表(予想:14.00%で据え置き)
21:30:7月カナダ鉱工業製品価格(予想:前月比▲0.8%)
21:30:7月カナダ原料価格指数(予想:前月比▲4.4%)
21:30:前週分の米新規失業保険申請件数/失業保険継続受給者数(予想:26.5万件/143.8万人)
21:30:8月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数(予想:▲5.0)
23:00:7月米中古住宅販売件数(予想:前月比▲4.9%/年率換算487万件)
23:00:7月米景気先行指標総合指数(予想:前月比▲0.5%)
19日02:20:ジョージ米カンザスシティ連銀総裁、講演
19日02:45:カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、討論会に出席