一旦、ショート狙い。急激な円安の巻き戻しに警戒
2022.08.04
3日のニューヨークの円相場は133円80銭と同日17時時点と比べ59銭の円安ドル高。米ISMが3日発表した7月の非製造業景況感指数は56.7と4カ月ぶりに改善。
市場予想も上回り、円相場を下押しした格好だ。FRBが利上げを続ける姿勢を示していることも円相場を下押ししやすい状況だ。
セントルイス連銀のブラード総裁は3日、インフレ収束が確認できるまで「(政策金利を)長い期間にわたり引き上げなくてはならない」と語っているのも材料。
ここ最近、一気に円高になったが、円買いドル売りにはブレーキがかかりそう。
本日の重要な経済指標は、BOE政策金利発表、6月米貿易収支。正直、あまり注目されていない。
マーケットの注目はなんといっても米インフレ・リセッション動向。強い経済指標が相次いでいることから、リセッション入りしたとしてもソフトランディング期待が高まっている。
ただ、本日のドルは、急速な円安、米長期金利低下・原油の下落でドル円の上値は重くなる可能性あり。明日の雇用統計を前に膠着感のある動きもありえる。
テクニカル面では 3日深夜に134円台へ高値を切り上げているので136円台への上昇余地あり。 しかし、前回トップから3日を経過したので3日午後反落時安値(132.268)割れからは弱気サイクル入り。
5日午前から9日午前にかけての間への下落と130円前後試しを想定。ただし、中長期的には円安ドル高だろう
前々回ボトム 07月29日(132.498)
前回ボトム 08月02日(130.391)
経過日数 1.75日
前々回トップ 07月28日(137.447)
前回トップ 07月29日(134.593)
経過日数 3.25日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第5レジスタンス:134.65-70円(7/29高値圏など)
第4レジスタンス:134.55-60円(前日高値圏&200時間移動平均線)
第3レジスタンス:134.15-20円(前日3時台高値圏など)
第2レジスタンス:134.05-10円(1σ下限ラインなど)
第1レジスタンス:133.90-95円(転換線など)
NY引け値:133.84円(+0.68円)
第1サポート:133.75-80円(前日1時台安値圏など)
第2サポート:133.65-70円(先行スパンなど)
第3サポート:133.50-55円(60分足20本基準線&レート節目)
第4サポート:133.00-05円(心理的節目など)
第5サポート:132.95-133.00円(前日18時台安値圏など)
経済指標
06:30 ブラジル中銀、政策金利発表
10:30 豪6月貿易収支
15:00 独6月製造業受注
16:30 独7月建設業PMI
17:00 欧州中銀経済報告
17:30 英7月建設業PMI
20:00 英中銀、政策金利発表
20:00 英金融政策委員会議事要旨
20:00 英中銀四半期インフレ報告
20:30 米7月チャレンジャーレイオフ調査
20:30 ベイリー総裁英中銀記者会見
21:30 チェコ中銀、政策金利発表
21:30 加6月住宅建設許可
21:30 加6月国際商品貿易
21:30 米6月貿易収支
21:30 米新規失業保険申請件数
25:00 メスター・クリーブランド連銀総裁、対話集会に参加