ドル円ロングが基本。アメリカの長期金利&休場である東京時間に注意
2022.07.18
15日のドル円は、138円52銭で取引終了。東京時間とほぼ変わらず。米ミシガン大学が15日発表した7月消費者信頼感指数(速報値)は51.1に改善。
インフレ率は低下。期待インフレ率の低下を受けて7月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合では0.75ポイントの追加利上げが決定される可能性が高いとの見方が広がった。1%の利上げは無いとの予測からドル円は円高方向に触れたのだろう。
大幅な米利上げ観測もいったん落ち着いている。FRBのウォラー理事は14日の講演で「7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%の利上げを支持する」と表明したほか、米セントルイス連銀のブラード総裁も日本経済新聞のインタビューで、0.75%の利上げを支持した。
本日は特に大きな経済思想は無い。また東京時間は海の日であり休場。 大きな動きはないと考えられるが、休みの日を狙い、一部、機関投資家が仕掛ける可能性はあり油断はできない。 ただ、ファンダメンタルズ上は、円安ドル高の方向が非常に強いため本日も基本的にはドルロングが良いだろう。
ただし、若干の調整が入る可能性もあるため、138円前半まで円高が進むまで待つのも1つの手だと考える。基本ドル円ロングの方針は変わらないが、値動きが激しくなる可能性があるため、徹底した資金管理が必要。特に、休場である東京時間で取引するトレーダーは突発的な値動きに注意すべきだろう。
ドル売りの主な要因は、米国株の大幅な下落、ウクライナ情勢が改善した場合、基軸通貨であるドルの価値の低下(安全通貨としての保有行が薄れる)。
ドル買い要因は、日米金利差の拡大観測、ウクライナ情勢が現状のまま、エネルギー価格の高騰。
テクニカル面では、7月12日をボトムとした強気サイクル入り。15日夜からに20日かけての間への上昇と140円試しを想定。ただ、14日から139円を挟んだ持ち合いとなり15日午後から下落。
18日時点で14日夕高値を直近のサイクルトップとした弱気サイクル入りの可能性も考える。 しかし、高値更新からは強気サイクル入りとして18日から22日にかけての間への上昇と141円試しを想定する。
前々回ボトム 07月06日(134.935)
前回ボトム 07月12日(134.464)
経過日数 2.25日
前々回トップ 07月05日(136.356)
前回トップ 07月11日(137.756)
経過日数 3.25日
本日の重要なサポート&レジスタンスは以下の通り。
第5レジスタンス:139.35-40円(7/14高値圏など)
第4レジスタンス:139.10-15円(前日高値圏など)
第3レジスタンス:139.05-10円(前日12時台高値圏など)
第2レジスタンス:138.90-95円(前日21時台高値圏など)
第1レジスタンス:138.70-75円(60分足20本基準線など)
NY引け値:138.51円(-0.43円)
第1サポート:138.35-40円(前日安値圏&2σ上限ライン)
第2サポート:138.10-15円(75時間移動平均線など)
第3サポート:138.00-05円(心理的節目など)
第4サポート:137.90-95円(90日移動平均線&ピボットB2)
第5サポート:137.75-80円(7/14/11時台安値圏など)
経済指標
07:45 NZ4-6月期消費者物価指数
08:01 英7月ライトムーブ住宅価格
09:30 シンガポール6月輸出
12:00 NZ6月非居住者国債保有率
17:00 伊5月貿易収支
23:00 米7月NAHB住宅市場指数
29:00 米5月対米証券投資